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温熱療法

関節痛の湿布の効果は?

高齢になるにつれ、起こりやすくなる膝などの関節痛。その関節痛を和らげる治療法として、痛みが生じる患部を温める温熱療法があります。温熱療法の目的は、血行を良くすることです。

身体が冷えて血行が悪くなると、炎症を強める化学物質や疲労物質が流れず、関節内にとどまることで、腫れや痛みを悪化させてしまいます。

それを防ぐためには、患部を温めて、血行を促進させることが大切。

血行が良くなれば、組織の新陳代謝もよくなり、筋肉や関節のこわばりも次第にとれて、だんだんと関節が動かしやすくなるというわけです。

整骨院などで行われる3つの温熱療法

医療機関のほか、整骨院やマッサージ院などの施術所で行われる温熱療法は、伝導熱療法、放射(輻射)熱療法、エネルギー変換熱療法の3つに分類されています。

伝導熱療法

温水を使用したり、ホットパック(ジェル状の温熱剤が入ったパック)、パラフィン(ろう)浴などの熱源を直接当てることで、保温して血行を良くする方法です。

放射(輻射)熱療法

赤外線照射・サウナなどを指します。空気中を伝わって熱源を移動させ、体を温めてくれます。

エネルギー変換熱療法

生体内で熱エネルギーを発生させる方法で、患部を温めてくれます。

マイクロ波、低周波、高周波を照射する電気治療や、超音波、レーザーなどがこれに該当します。

温熱療法には炎症を起こした患部だけを温める方法と、体全体を温めて血流をよくする方法があります。どちらも関節を温めて、痛みやこわばりを緩和するのが目的です。

ただし、関節炎の症状が急激で、熱が高い場合は温熱療法ではなく、低温療法が行われる場合もあります。

この場合、温熱療法とはまったく逆で、保冷材で冷やしたパックを患部に当てたり、コールドスプレーを噴射して冷やします。急な痛みには、温熱療法よりも低温療法が向いているとされています。

家庭でもできる!患部を温める温熱療法

温熱療法は家庭にいながら、自分でも行えます。

普段の生活の中に温熱療法を取り入れることで、血液の流れを良くし、痛みを軽減させたり、回復を早めたりすることができるため、積極的に行うことをおすすめします。

もちろん専用機器を使用した超音波やレーザーなどは使えませんが、入浴時やシャワーのときに患部や身体全体を温めることも、立派な温熱療法のひとつです。

また、蒸しタオルやカイロ、温湿布で患部を温めたり、ひざ掛け、レッグウォーマー、サポーターなどで身体を冷やさない、といったことも有効でしょう。

注意したいのは、先に説明した通り、症状によっては温めるのではなく、冷やした方がよいケースがあるということ。

痛みが強い場合や、患部が腫れ上がっている場合は、冷やした方がいいのですが、よくわからないときは自己判断せずに、必ず医師に相談するようにしてください。

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