関節痛さよなら大百科 HOME » 第4章 関節痛の基礎知識(関節の仕組み) » 手指関節

手指関節

ここでは、手指関節の構造とその働きについて解説します。

手指関節とはどのような構造?

ご自身の指を見てみると、親指に1ヶ所、他の指に2ヶ所ずつ、合計9個の関節を確認できますよね。それぞれが骨と骨をつなぎ合わせ靭帯軟骨筋肉関節包などにより、円滑に動くようになっています

これらを総称して手指関節、または指節間関節と正式には呼んでいます。

個人差はありますが一般的に、爪に近い方の関節で65°~90°、付け根に近い方は110°~130°前方のみに曲がります。

手指関節は、たとえ組織の一部にでも損傷を負えば、指の自由が失われます

「突き指」を例にして見てみましょう。主に、指の前方からの衝撃によって生じるケガの総称で、骨折、脱臼、腱断裂などを合併しやすい症状でもあります。固定しての保存療法が一般的ですが、完治するまで手が自由に使えないという不便さは、誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。

手指関節はどんな働きをしているのでしょう?

日常生活のあらゆる場面で、私たちは手指関節の恩恵を受けています。

普段意識することはありませんが、モノをつかんだり持ちあげることはもちろん、箸やペンを扱うキーボードを打ち込むといった、日常生活における動作すべてにおいて、手や指の関節を必ず使っています。

手指関節において特徴的なのが、複数の関節が同時に働く点。例えば、モノをつかむ動きを例にとってみましょう。手や指には数多くの関節が存在し、それぞれが屈曲することで、対象物をつかむ手の形になります。実際にモノを手にとってみると、動いていない関節のないことが、お分かりになられると思います。

膝関節や肩関節のように単独で働くのではなく、全ての関節が動くことでその役割が果たされるのです。

逆をいえば、指1本でも関節に損傷を負えば、日常生活に多大な影響を与えます。その不便さは、容易に想像がつくことでしょう。普段の何気ない生活の中で、手指関節はとても重要な役割を果たしているのです。

手指関節を痛めた方の改善策

手指関節に痛みが生じる理由

手指関節は文字通り手指の動きを司る関節です。指の折り曲げや曲げ伸ばしなどの動作はすべて、関節の働きによってスムーズに動かすことが可能となります。

この手指関節にトラブルが起きる原因について見ていきましょう。

1、手指の使いすぎによる疲労・炎症

手指は誰もが日常生活で当たり前のように使う部位ですが、余計な力をかけて作業をしていたり、物理的に重いものを持ち上げるなど、手指の関節に負担をかけるような行動はすべて関節への疲労を招きます。 疲労から炎症、炎症から痛みが起きてくると、手指の関節痛というサインとして現れます。

2、腱や腱鞘の柔軟性の低下による腱鞘炎

指の使いすぎや手、腕の使いすぎは、いずれも腱鞘炎というかたちでトラブルを招く可能性があります。 一度腱鞘炎になると、手指に激しい痛みをともない、完治させるまでは安静に過ごしていなければなりません。

3、関節リウマチ

手足などの末端部分に出ることが多いと言われる「関節リウマチ」の症状は、手指関節に多くみられる症状と言われています。 自分の体に備わる免疫システムが体を攻撃し、さらに関節に炎症が起きてしまう病気が、この関節リウマチになります。

手指関節の痛みの効果的な改善方法

腱鞘炎などのトラブルが起きたら、その状態から悪化しないように安静に過ごす必要があります。 もちろん普段の生活でも、手指に負担がかかるような作業を避け、できるだけ軽い仕事を行うようにするか、手指に力を入れずに作業をするなど、工夫して症状と付き合っていく必要があります。

また、関節リウマチと判明した後は、症状が悪化しないうちに早めの治療を心がけたいところです。

手指関節、腕から肩にかけての関節などに効くツボ

関節痛などの痛みは、日常生活の中で関節に大きな負荷をかけたり、無理に関節を動かすなどの使い方をしていて発症するケースが多くみられます。 パソコンの打ちすぎによる腱鞘炎など、腱のトラブルが関節にも痛みとして波及することもあります。

年齢に応じて関節が老化していき、そこから痛みを生じたり、うまく手足などが動かせなくなる方も多いのですが、腕に存在するツボを押すことによって解消効果を得ることもできます。 特に手指の関節、腕から肩にかけての関節などに効くツボは、腕や手首まわりに集中しています。今回は、関節痛などの痛みに効果が期待できるツボを紹介したいと思います。

関節痛などの痛みに効果が期待できるツボ

曲池(きょくち)

曲池はガッツポーズをした時、前腕にできるしわの一番端の部分にあります。 関節の外側にあり、押すと痛むのが特徴です。ここを、指先を使って強めに刺激することで神経による関節痛やコリなどに効果があります。

大陵(だいりょう)

大陵は手首の内側(太い血管が通っているほう)の、手と腕の境目の上に位置します。 関節のちょうど真ん中にあり、ここを押すことで関節リウマチなどに効果があるとされています。

外関(がいかん)

外関は手首の甲側の、中指から一本選を引っ張ってきた延長線上、手首の端から指3本分伸ばした位置にあります。 ここをしっかりと押して離すことで、指から手首にかけての痛み、関節痛を軽減できると言われています。

孔最(こうさい)

孔最は、前腕の手のひら側のうち、ひじを曲げてできるしわから親指の方に指3本分の場所にあります。 ここを押すことで、慢性関節リウマチ・腕の痛み・だるさなどに解消効果が得られます。

陽谿(ようけい)

陽谿は手首の関節のうち、親指の付け根にあるくぼみです。 ここは肩から手首にかけて効果があるツボであるとされ、関節痛に効果があります。

陽谷(ようこく)

陽谷は手首の関節のうち、小指の方にあるくぼみです。 四十肩・五十肩・肩こり・腱鞘炎・慢性関節リウマチなどに効果があるとされています。

ツボを押す際の注意点

関節痛が出ている部分は安静が基本であり、痛みが引くまで動かしすぎないようにします。 ツボを押したから関節痛や患部の炎症が治るというわけではなく、事前に冷やしたり薬を飲むなどして、正しく対処を行いましょう。

また、ツボを押しすぎると痛みが悪化する場合もありますので、少しでも関節に痛みを感じたらツボ押しをストップし、患部をやさしく保護して安静につとめてください。

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