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老化と関節痛の関係は?

老化と関節痛の関係

関節は、手足などの部位を動かすごとに摩耗を繰り返し、すり減っては修復し、またすり減っては修復する・・・というプロセスを繰り返しています。すり減りと修復のバランスは、加齢とともに徐々に変化します。軟骨が減ったままで修復されなければ、骨と骨がぶつかって痛みを感じたり、動作のたびに周囲の神経を刺激して、痛みを生じるといったシグナルが現れます。

若い人の体の組織には弾力性や柔軟性があるため、激しい運動にも耐えることができます。しかし加齢によって柔軟性が減ると、軟骨は摩耗し、摩耗したことを知らせるために関節痛のような痛みが出てきます。老化は、目に見えるところだけではなく、体の内部にも現れます。関節痛もそのうちの一つであり、代謝機能の低下や免疫力の低下など、目には見えない部分の老化現象に含まれます。

水が溜まることで関節痛が起きるケース

人間の関節の中には、動きを滑らかにするための「滑液(かつえき)」という液体が分泌されています。さらに滑液は滑膜という膜によって生産・吸収されています。関節部に炎症が起きると、関節痛という痛みをともなうのと同時に、滑液がどんどん分泌されて「水」が溜まってしまいます。

炎症の鎮静化と同時に分泌も減り、水も体に吸収されて排出されますが、水が一定量以上溜まると関節痛がさらに痛みを増すこともあります。水は物理的に注射などを使って抜くことが可能です。水を抜いてしまえばひどい痛みや関節部への違和感も少なくなるので、治療の一環として「水抜き」を勧められることもあります。

注射による水抜き以外には、炎症を抑える注射、服薬による治療なども行われます。

相乗効果で関節痛が酷くなる場合もある

老化にプラスして、さまざまな要因が重なって関節痛を悪化させるケースもあります。

1、老化と肥満

多いものとしては、「老化+肥満」の組み合わせなどが挙げられます。老化によって代謝が落ち、若い頃よりも体重が増える→体の重さを支えるひざなどの関節に負担が増え、そこから関節痛が悪化しやすくなります。

2、老化と運動

年齢を重ねるにつれ、運動が健康維持に欠かせないということを自覚する方も多いものです。しかし、普段運動をしていない人が急に体を動かしたり、激しい負荷を体にかけてしまうと、関節部への急激な負荷が増え、そこから関節痛を発症、さらには悪化させる可能性があります。

3、老化と外傷性変形性関節症

事故や運動など、過去に一度でも傷めた経験のある部位については、老化によって「外傷性変形性関節症」というトラブルを生じることがあります。外傷性変形性関節症とはいわゆる「古傷」のことです。他の関節に比べ、古傷を抱えている関節部には炎症が起こりやすく、関節痛などの痛みの出現頻度も高い傾向にあります。

老化によって滑液の分泌量が減ったり、軟骨のすり減りが起きると、この古傷が関節痛というかたちで現れてくることがあります。一度傷めた場所ですから、完全に元に戻すことは難しいのですが、それでも関節痛が悪化しないように予防していくことは可能です。

老化による関節痛の予防方法

1、激しい運動は控える

関節の痛みを悪化させる要因として、激しい運動による軟骨の摩耗が挙げられます。運動というのは、スポーツやトレーニングだけを指すわけではなく、何度も同じ動作を繰り返したり、特定の関節部だけを何度も動かすといった行動も含まれます。

関節痛を予防するには、激しい運動を意識的に控えるようにします。どうしても同じ動作をしなければならない時には、反対の腕や足を使う、小休憩を挟む、痛みがある部分にサポーターを使うなど、工夫して関節への負荷を軽減していきましょう。

2、体重を増やさない

関節は老化によって修復力が徐々に落ちていきますが、そこに肥満の要素が加わると、追い打ちをかけるように負荷が増えていきます。食生活の改善や運動などから、体重を増やさないように心がけていきましょう。

3、対症療法だけでなく根本的な改善を

痛みが起きるごとに湿布を貼るなどして、一時的に痛みを失くそうとする方も多いのですが、対症療法のみでは関節痛が完治することはありません。必要に応じて専門医や医療機関を受診し、症状に応じた処置をほどこすことが大切です。

4、関節まわりの筋肉を鍛える

人間の体は、骨と筋肉、脂肪と関節という構成要素によって、全身が一つにつながっています。関節は部位をそれぞれつなげ、可動させるためのパーツですから、そのまわりにある筋肉をしっかりと鍛えていくことが、関節を守る予防方法になります。

筋肉が衰えれば、当然関節には負担が増えてしまいます。適度に運動やトレーニングを行って、関節まわりの筋肉を鍛え、強い体をつくっていきましょう。

5、痛みがひどい場合はリハビリテーションを

薬物療法だけで痛みが治まらない場合、リハビリテーションなどを経て治療を行うことも可能です。機能訓練士の指導のもと、関節に負担をかけないように筋肉量を増やしていきますので、自分でトレーニングができない場合はリハビリテーションを利用すると良いでしょう。

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